診療科目
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定期健康診断

定期健康診断で早期発見、早期治療
ペットが若いうちから定期健康診断を受けることで、普段の健康な状態がわかりやすくなります。異変が起きても普段との違いに気づきやすくなるのです。
ペットは人より速いスピードで年をとっていきます。そのため定期健康診断をこまめに受けていただき、あらゆる病気に早く気づいて対処できるようにすることが重要です。
- ペットたちの病気に気づきにくい理由
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- 症状が表に出にくい病気だから
- 内臓などの体の内部に病巣があっても、初期の頃は症状が出ないことがほとんどです。人はたとえ症状が表に出なくても「おなかがシクシク痛む」などと言葉で表現できますが、ペットたちはそれができないので、より気がつきにくいのです。
- 症状が出ていても見逃しやすいから
- 例えば内臓の病気でおなかが腫れていても、ペットの被毛が長かったりすると、触ってもわからずに見逃すことがあります。また、口腔内の病気は、口の奥までじっくり見ることが難しく、症状を見逃しがちです。
- 症状が出ていても、それを勘違いしやすいから
- 「ゴハンを食べているから大丈夫」「元気がないのは年のせい」「たまに下痢するけどいつものこと」など、症状を勘違いしたり、間違って思い込むことで病気の兆候に気づかないことがあります。
漢方薬治療

高齢のワンちゃんや猫ちゃんにも優しい漢方薬
医療技術が向上するにつれて、ペットたちの高齢化も進んでいます。そのため、心臓病や糖尿病、腎臓病などの「成人病」も増加してきました。
また、免疫異常から起こるアレルギー病もよく見られるようになりました。
当院では、シニア期の尿もれや肝臓病・腎臓病・アレルギー病・過敏性腸炎などに漢方薬を活用しています。効果や副作用を考慮して西洋薬と漢方薬を併用し、高齢のペットたちの体にも優しい治療をめざしてまいります。
予防接種

予防接種は必ず受けましょう
大切なパートナーを病気から守るために、定期的な予防接種をおすすめしております。
予防接種をするだけで、さまざまな病気を防ぐことができます。
ワンちゃんは7種混合ワクチン、5種混合ワクチン、猫ちゃんは3種混合ワクチン、4種混合ワクチンをご用意しています。
狂犬病は人間にも感染する危険性があるため、予防接種が義務づけられています。必ず年1回の接種を行いましょう。
- 予防接種で防げる主な病気
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【犬】
- ジステンパー
- 感染犬の鼻水や尿からのウイルス感染によって発病し、発熱・下痢・鼻炎・結膜炎、呼吸器や消化器障害、神経症状を起こすこともあります。特に子犬では死亡率が高いのが特徴です。
- 犬パルボウイルス感染症
- 感染犬の便が感染源となり、激しい嘔吐や下痢、食欲不振などが起こり衰弱します(腸炎型)。子犬は心筋炎が起こって突然死を起こすこともあります。(心筋炎型)。伝染力の高い感染症です。
- 犬パラインフルエンザウイルス感染症
- 感染犬が咳などでまき散らしたウイルスにより感染します。ケンネルコフ(犬の呼吸器症候群)の原因のひとつで、咳や鼻水、発熱、食欲の低下など風邪と似た症状があります。他のウイルスや細菌との混合感染や二次感染が起こると重篤になります。
- 犬伝染性肝炎
- 感染犬の便や尿、唾液から犬アデノウイルス(1型)を経口感染し、発病します。下痢、嘔吐、食欲不振のほか肝炎を起こします。
- 犬伝染性喉頭気管炎
- 感染犬が咳などでまき散らした犬アデノウイルス(2型)の感染により発病します。ケンコルネフの原因のひとつで、激しい咳が出る上部気道炎を起こします。他のウイルスや細菌との混合感染が起こると重篤になります。
- 犬レプトスピラ症
- 感染動物の尿中に排出されるレプトスピラという細菌が原因です。尿毒症や腎炎を起こすカニコーラ型と、黄疸を起こすイクテロヘモロジー型があります。人にも感染するので注意が必要です。
【猫】
- 猫ウイルス性鼻気管炎
- 咳やくしゃみ、発熱、鼻水など風邪の症状に始まり、目やにが多くなって角膜炎や結膜炎を引き起こします。他のウイルスとの混合感染も多く、子猫の場合は重篤化して死亡する場合もあります。ウイルスは体内に残り、再発することもあります。
- 猫カリシウイルス感染症
- 咳やくしゃみ、発熱、鼻水など風邪の症状が続き、舌や口のまわりに水疱や潰瘍ができて肺炎を起こす場合があり、回復後もウイルスを排出し続けます。混合感染すると死亡する場合もあります。
- 猫汎白血球減少症
- 子猫や若い猫がかかることが多く、嘔吐、激しい腹痛、血様下痢、高熱、脱水などが起こり、死亡率が高い急性感染症です。妊娠猫がかかると胎児へも影響があります。
- 猫白血病ウイルス感染症
- 免疫機能の抑制、貧血、リンパ腫の原因となり、症状はさまざまです。胎児への感染は死産となる確率が高いです。
- 感染猫の血液、体液、排泄物に大量のウイルスが存在します。
- 発症すると治療が難しい深刻な病気です。
- 感染猫の血液、体液、排泄物に大量のウイルスが存在します。
外科・整形外科

- 関節の病気、骨折
- ケガ、できものの切除
一般外科では外傷、できものの切除など、一般的な外科治療を行います。また整形外科では関節や骨、靭帯などの損傷や異常を治療いたします。ケガや歩き方がおかしいなど、気になることがありましたら、お気軽にご来院ください。
手術は衛生管理が行き届いた手術室で行っております。
ペットや飼い主様のご不安・ストレスにも配慮して、術前の説明をしっかりと行い、入院日数は最小限に抑えております。
内科

- 便がゆるい、嘔吐する
- 食欲がない、元気がない
- 発咳やくしゃみが止まらない など
食欲がない、寝てばかりいる、何となく元気がない……。パートナーであるペットの様子がいつもと違うなど、気になったことはありませんか?
たいしたことのないように見えても、風邪やウイルス感染のほか、重篤な病気にかかっている場合があります。また最近は、ペットたちの寿命が延びてきたことで加齢に伴う病気も増加しています。
些細なことでも「いつもと違う」「おかしい」と感じたらお早めにお越しください。
避妊・去勢

- 避妊・去勢
- 将来の病気を予防したい
避妊・去勢手術は、望まれない出産を防ぐとともに、健康管理にも影響しています。
避妊・去勢手術を行うことで、子宮や卵巣、精巣や前立腺などの病気を将来的に防ぐことができます。また、マウンティングやマーキングなどの問題行動を抑える効果も期待できます。
当院では安全性を考えて、6ヶ月~1歳頃の手術をおすすめしています。
大切な家族であるペットの手術に抵抗や不安を感じるのは当然です。当院では飼い主様の不安や疑問を取り除けるように、スタッフ一同、丁寧な説明を心がけております。
皮膚科

- 体をかゆがる
- 皮膚が赤い
- 毛が抜ける など
毛が抜けてはげてしまった、かゆがる、フケや赤みが見られる、肌がべたつくなど、皮膚のトラブル全般を扱います。皮膚のトラブルは、細菌やカビなどの感染、ホルモン異常、アレルギーなどさまざまな原因から引き起こされます。なかには免疫性疾患や腫瘍などの病気が隠れていることもあります。お気づきの症状がありましたらどんなことでもお聞かせください。
歯科

- 口の臭いが気になる
- 歯の歯石をとりたい
3歳以上のワンちゃん、猫ちゃんの約80%は歯周病にかかっているといわれており、歯周病が悪化すると全身の病気を引き起こすこともあります。デンタルケアで口臭や歯石の汚れを取り去り、「全身疾患の予防」に役立てましょう。
ペットのお口が臭う、歯が汚いなど、気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
眼科

- 目ヤニが多い
- 目をかゆがる、痛がる など
目の病気やトラブルを診断・治療いたします。
ペットの高齢化が進むにつれて、白内障や緑内障などの症状も増えてきました。放置しておくと視力が落ちたり、目が見えなくなることもあります。目に関するお悩みや気になることがありましたら、お早めにご相談ください。
栄養指導

健康な体は食事から
私たちもペットも、食べることで自分の体を作っています。食べること=「適切な栄養を必要充分にとること」は、健康維持に欠かせません。
当院では人間と動物との違いをふまえ、食物アレルギーや体重管理、おやつの与え方などの食餌指導を行っております。大切な家族の一員に適した食餌・栄養とは何か、ご一緒に考えていきましょう。
しつけ指導

人と動物が毎日を幸せに暮らすために
しつけは、飼い主様とパートナーであるペットがお互いに幸せに暮らしていくために欠かせません。
その子の動物としての習性を理解することが、しつけの成功への近道です。当院では動物の習性やその子の性格、ご家族様の家族構成などをふまえ、しつけのアドバイスを行っております。
何よりその子がストレスのない穏やかな生活をするためにも、まずはご相談ください。
フィラリア予防

フィラリア予防は必ず行いましょう!
フィラリア症は、蚊に刺されることで寄生虫に感染して起こります。感染後放置しておくと肝臓の肥大や血管のつまりなど、危険な症状を引き起こすことがあります。特にワンちゃんにはフィラリア対策が欠かせません。
1ヶ月に1度、フィラリア予防薬を投与することで、ほぼ100%予防することができます。
なお近年、猫ちゃんもかかる病気だとわかりました。命を落とすこともあるため、ワンちゃんも猫ちゃんもしっかり予防してあげましょう。
- 「フィラリア症」って?
- 蚊が媒介する代表的な犬の病気です。
フィラリアが肺動脈や心臓に寄生することにより発生します。
フィラリアは成虫になると最大30cmにもなる糸状の寄生虫です。
多数寄生することで血液の流れが妨げられ、さまざまな障害が発生し、放置すると死に至ることもあります。【主な症状】
※フィラリアの寄生があっても、症状が見られない場合があります。
- 咳が出る
- 元気がない
- 食欲がない
- お腹が膨らんできた
- 呼吸が苦しそう
- 尿が赤くなる
- 突然死(特に猫)
ノミ・ダニ駆除

ノミ・ダニの駆除をしましょう!
ノミ・ダニが寄生すると、貧血やウイルス・寄生虫による感染症、致死的な病気を引き起こすことがあります。
さらにペットに寄生したノミ・ダニが人の血を吸うこともあり、近年ではマダニに人が吸血されて引き起こされる感染症が報告され、すでに死亡者も出ています。
やぶや草むらが好きなワンちゃんや外出しがちな猫ちゃんには、特にノミ・ダニの駆除をおすすめしています。
- マダニが人にもたらす病気は?
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- ダニ媒介性脳炎
- ウイルスに感染したネズミの血を吸ったマダニが、ヒトや犬に咬着しウイルスを移します。日本で確認されたヒトの感染例は4名で、全て北海道内です。ヒトが感染し発症すると脳炎になり治療が難しいのが現状で、死亡例も出ています。また犬は感染しても症状が出ない場合が多いといわれています。
- SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
- 2013年に日本でも初めて死亡例が報告された、ウイルスによる感染症。マダニがウイルスを媒介している可能性があり、注意が呼びかけられています。犬や猫での発症は報告されていません。
- ライム病
- 主にヒトと犬で発症します。発熱(微熱であることが多い)、倦怠感、慢性遊走性紅斑が主な症状で、稀に心筋炎・髄膜炎を発症します。テトラサイクリン系の抗菌剤で治療します。
おなかの虫の駆除

駆虫対策は定期的に行いましょう
おなかの虫とは、主に消化管に寄生する虫のことで、回虫・鉤虫・鞭虫・瓜実条虫・多包条虫などがいます。年齢や健康状態、寄生虫の種類や寄生数によっても異なりますが、一般的な症状としては食欲不振、嘔吐、下痢、血便、呼吸器症状などが見られます。外見的には毛ヅヤが悪くなったり、発育不良になることもあります。
消化管内寄生虫は種類によって形状や感染経路も異なり、ノミなどと違い目に見えないため発見が困難です。糞便と一緒に虫の卵を排出するので、飼育環境も汚染してしまいます。
人に感染し深刻な病気になることもあるため、定期的な駆虫が重要です。
マイクロチップ

失くさない迷子札
マイクロチップとは、首の後ろ側の皮ふに埋め込む電子版の迷子札です。
マイクロチップを専用の機械で読み取ることで、飼い主様のお名前やお電話番号、ご住所などをデータベースから照会できます。迷子や災害などで離ればなれになった時も、マイクロチップを埋め込んであれば安心です。
興味をお持ちの方はお気軽にご質問ください。