診療科目
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定期健康診断
- ペットたちの病気に気づきにくい理由
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- 症状が表に出にくい病気だから
- 内臓などの体の内部に病巣があっても、初期の頃は症状が出ないことがほとんどです。人はたとえ症状が表に出なくても「おなかがシクシク痛む」などと言葉で表現できますが、ペットたちはそれができないので、より気がつきにくいのです。
- 症状が出ていても見逃しやすいから
- 例えば内臓の病気でおなかが腫れていても、ペットの被毛が長かったりすると、触ってもわからずに見逃すことがあります。また、口腔内の病気は、口の奥までじっくり見ることが難しく、症状を見逃しがちです。
- 症状が出ていても、それを勘違いしやすいから
- 「ゴハンを食べているから大丈夫」「元気がないのは年のせい」「たまに下痢するけどいつものこと」など、症状を勘違いしたり、間違って思い込むことで病気の兆候に気づかないことがあります。
漢方薬治療
予防接種
- 予防接種で防げる主な病気
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【犬】
- ジステンパー
- 感染犬の鼻水や尿からのウイルス感染によって発病し、発熱・下痢・鼻炎・結膜炎、呼吸器や消化器障害、神経症状を起こすこともあります。特に子犬では死亡率が高いのが特徴です。
- 犬パルボウイルス感染症
- 感染犬の便が感染源となり、激しい嘔吐や下痢、食欲不振などが起こり衰弱します(腸炎型)。子犬は心筋炎が起こって突然死を起こすこともあります。(心筋炎型)。伝染力の高い感染症です。
- 犬パラインフルエンザウイルス感染症
- 感染犬が咳などでまき散らしたウイルスにより感染します。ケンネルコフ(犬の呼吸器症候群)の原因のひとつで、咳や鼻水、発熱、食欲の低下など風邪と似た症状があります。他のウイルスや細菌との混合感染や二次感染が起こると重篤になります。
- 犬伝染性肝炎
- 感染犬の便や尿、唾液から犬アデノウイルス(1型)を経口感染し、発病します。下痢、嘔吐、食欲不振のほか肝炎を起こします。
- 犬伝染性喉頭気管炎
- 感染犬が咳などでまき散らした犬アデノウイルス(2型)の感染により発病します。ケンコルネフの原因のひとつで、激しい咳が出る上部気道炎を起こします。他のウイルスや細菌との混合感染が起こると重篤になります。
- 犬レプトスピラ症
- 感染動物の尿中に排出されるレプトスピラという細菌が原因です。尿毒症や腎炎を起こすカニコーラ型と、黄疸を起こすイクテロヘモロジー型があります。人にも感染するので注意が必要です。
【猫】
- 猫ウイルス性鼻気管炎
- 咳やくしゃみ、発熱、鼻水など風邪の症状に始まり、目やにが多くなって角膜炎や結膜炎を引き起こします。他のウイルスとの混合感染も多く、子猫の場合は重篤化して死亡する場合もあります。ウイルスは体内に残り、再発することもあります。
- 猫カリシウイルス感染症
- 咳やくしゃみ、発熱、鼻水など風邪の症状が続き、舌や口のまわりに水疱や潰瘍ができて肺炎を起こす場合があり、回復後もウイルスを排出し続けます。混合感染すると死亡する場合もあります。
- 猫汎白血球減少症
- 子猫や若い猫がかかることが多く、嘔吐、激しい腹痛、血様下痢、高熱、脱水などが起こり、死亡率が高い急性感染症です。妊娠猫がかかると胎児へも影響があります。
- 猫白血病ウイルス感染症
- 免疫機能の抑制、貧血、リンパ腫の原因となり、症状はさまざまです。胎児への感染は死産となる確率が高いです。
- 感染猫の血液、体液、排泄物に大量のウイルスが存在します。
- 発症すると治療が難しい深刻な病気です。
- 感染猫の血液、体液、排泄物に大量のウイルスが存在します。
外科・整形外科
内科
避妊・去勢
皮膚科
歯科
眼科
栄養指導
しつけ指導
フィラリア予防
- 「フィラリア症」って?
- 蚊が媒介する代表的な犬の病気です。
フィラリアが肺動脈や心臓に寄生することにより発生します。
フィラリアは成虫になると最大30cmにもなる糸状の寄生虫です。
多数寄生することで血液の流れが妨げられ、さまざまな障害が発生し、放置すると死に至ることもあります。【主な症状】
※フィラリアの寄生があっても、症状が見られない場合があります。
- 咳が出る
- 元気がない
- 食欲がない
- お腹が膨らんできた
- 呼吸が苦しそう
- 尿が赤くなる
- 突然死(特に猫)
ノミ・ダニ駆除
- マダニが人にもたらす病気は?
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- ダニ媒介性脳炎
- ウイルスに感染したネズミの血を吸ったマダニが、ヒトや犬に咬着しウイルスを移します。日本で確認されたヒトの感染例は4名で、全て北海道内です。ヒトが感染し発症すると脳炎になり治療が難しいのが現状で、死亡例も出ています。また犬は感染しても症状が出ない場合が多いといわれています。
- SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
- 2013年に日本でも初めて死亡例が報告された、ウイルスによる感染症。マダニがウイルスを媒介している可能性があり、注意が呼びかけられています。犬や猫での発症は報告されていません。
- ライム病
- 主にヒトと犬で発症します。発熱(微熱であることが多い)、倦怠感、慢性遊走性紅斑が主な症状で、稀に心筋炎・髄膜炎を発症します。テトラサイクリン系の抗菌剤で治療します。